エルムの心の光と影
エルムは、都会の喧騒から離れた静かな町。アリアはこの町の小さな図書館で働いていました。彼女は常に計画的で、独自のビジョンを持ち、論理的に物事を考えることが得意でした。しかし、彼女の中には、誰もが持つもう一つの自分、隠れた感情や感覚が潜んでいました。
ある日、町の祭りの企画会議で、アリアは同僚のジョンと意見が合わず、激しい言い争いになりました。アリアは普段は冷静で論理的なのに、その場では感情的になり、涙を流してしまいました。周りの人々は驚き、アリア自身もその反応に戸惑いました。
町には、オリヴィアという年配の賢者が住んでいました。彼女は人々の心の奥深くを知ることができると言われていました。アリアは彼女のもとを訪れ、自分の中の変化について相談しました。
オリヴィアはアリアに、人は時として、普段意識的に使用している心の機能とは反対の機能を持つもう一つの自分を持っていると説明しました。そして、それが表面に出るのは、通常、ストレスやプレッシャーがかかった時であると言いました。
アリアは、企画会議の日、彼女が感じていたプレッシャーが、そのもう一つの自分を引き出したのだと理解しました。しかし、オリヴィアはアリアに、それは必ずしも悪いものではないとも伝えました。それを受け入れ、理解することで、よりバランスの取れた自分になることができると言います。
アリアは、この新しい自分を受け入れることで、自分の感情や感覚を大切にするようになりました。そして、彼女は、その感情を理解し、受け入れることで、自分自身と向き合い、より豊かな人生を歩むことができると感じました。
次回の企画会議では、アリアはジョンとの意見の違いを感情的にならずに冷静に話し合い、共通の解決策を見つけることができました。彼女の心の中には、新しい自分の光が輝いていました。そして、ジョンもアリアの変化を感じ取り、二人はより深い絆で結ばれることとなりました。
こんにちは、MBTIのシャドウタイプに興味を持っているあなたへ。MBTIのシャドウタイプは、ユング心理学に基づいており、私たちの意識の中に存在するが通常は認識されない部分、すなわち「シャドウ」と呼ばれる部分を指します。このシャドウは、私たちが普段意識的に使用している心理機能とは反対の機能を持っています。
冒頭の物語はそれを表したものです。
この記事を通じて、シャドウタイプの深層心理やその影響、さらにはシャドウタイプと人間関係の傾向など、シャドウタイプに関する網羅的な情報を得ることができます。
- シャドウタイプの基本的な定義とは何か。
- シャドウとは何か、そのプロセスの概要。
- MBTIシャドウタイプの深層心理。
- 8つの心理機能とその影響について。
- アーキタイプとシャドウタイプの関連性。
- シャドウタイプ診断の意義とその重要性。
- 鏡像関係とシャドウタイプの関連性。
- MBTIタイプと鏡像関係の関連性。
- MBTIシャドウタイプと人間関係の関連性。
- 惹かれるタイプとシャドウタイプの関係性。
この情報を通じて、自分自身や他者との関係におけるシャドウタイプの影響を深く理解する手助けとなることを願っています。
MBTIの概要や関連事項は下記の記事を参考にして下さい。
MBTIシャドウタイプの基本:心理機能の説明
先ずはシャドウタイプとは?という点から触れていきます。MBTI(マイヤーズ・ブリッグス・タイプ・インディケーター)において、心理機能は通常、以下の8つの異なる機能に分けられます。これらは、各人の思考、感情、知覚のプロセスを表します。MBTIの各タイプ(ENFP等)は細分化すると下記の要素で構成されています。
下記の要素が1~8まで優先した時にどれが表に出やすいかでENFP等のタイプが決定されます。
順位 | 英語表記 | 日本語表記 | 説明 |
---|---|---|---|
1 | Extraverted Thinking (Te) | 外向的思考 | 論理的で客観的な判断を行い、効率と組織を重視します。 |
2 | Introverted Thinking (Ti) | 内向的思考 | 独自の論理体系を構築し、精密かつ分析的に物事を考えます。 |
3 | Extraverted Feeling (Fe) | 外向的感情 | 他人の感情やニーズを理解し、調和と協力を重視します。 |
4 | Introverted Feeling (Fi) | 内向的感情 | 個人の価値観や感情を大切にし、誠実さと真実性を追求します。 |
5 | Extraverted Sensing (Se) | 外向的感覚 | 現在の環境や経験を直感的に捉え、具体的で現実的な行動を取ります。 |
6 | Introverted Sensing (Si) | 内向的感覚 | 過去の経験や記憶を詳細に反映し、安定と伝統を重視します。 |
7 | Extraverted Intuiting (Ne) | 外向的直観 | 可能性や未来の機会を探求し、創造性と多様性を重視します。 |
8 | Introverted Intuiting (Ni) | 内向的直観 | 内省と洞察を深め、未来のビジョンや目標を形成します。 |
優先順位とは下記の事です。上記のTe等の要素が下記の順で決まります。余談ですがこの順番に変更があると診断も変わる事があります。
順位 | 英語での呼び方 | 説明 |
---|---|---|
1 | Dominant Function | 主要機能。個人の性格タイプを最も特徴づける機能です。 |
2 | Auxiliary Function | 補助機能。主要機能をサポートし、バランスを取ります。 |
3 | Tertiary Function | 第三機能。発展することで、個人の成長やバランスに寄与します。 |
4 | Inferior Function | 劣後機能。最も発達が遅れており、ストレスやプレッシャー下で顕在化することがあります。 |
5 | Shadow of Dominant | 主要機能のシャドウ。通常は意識されにくいが、ストレス時に影響を及ぼすことがあります。 |
6 | Shadow of Auxiliary | 補助機能のシャドウ。無意識の中で作用し、時には意識の中に現れます。 |
7 | Shadow of Tertiary | 第三機能のシャドウ。無意識の中で作用し、意識されることは少ないです。 |
8 | Shadow of Inferior | 劣後機能のシャドウ。最も無意識の部分で作用し、通常は意識されません。 |
シャドウタイプの定義
MBTIのシャドウタイプは、ユング心理学に基づいています。これは、私たちの意識の中に存在するが、通常は認識されない部分、すなわち「シャドウ」と呼ばれる部分を指します。このシャドウは、私たちが普段意識的に使用している心理機能とは反対の機能を持っています。言ってしまえば、これは私たちの「隠れた自分」や「無意識の自分」とも言える部分です。
シャドウとは何か
シャドウは、ユング心理学において、私たちの意識から排除された、認識されない部分を指します。これは、私たちが受け入れがたいと感じる自分の部分や、社会的に受け入れられない部分などが含まれます。多くの場合、シャドウは否定的な感情や思考、行動を引き起こす可能性があります。
シャドウプロセスの概要
MBTIのシャドウプロセスは、各タイプの基本的な4つの心理機能(主要機能、補助機能、第三機能、劣性機能)の反対側に存在する、通常は意識されないまたは利用されない4つの心理機能を指します。これらのシャドウプロセスは、通常は個人の意識の下に存在し、特定の状況やストレスの下で表面化することがあります。
シャドウプロセスの意義
シャドウプロセスの理解は、個人の自己理解を深め、未知の側面や潜在能力に気づくことができます。また、これらのプロセスがどのように作動するかを理解することで、ストレスやコンフリクトの管理、解決が可能になります。シャドウプロセスを意識し、適切に取り組むことで、個人の成長や発展を促進することができます。
シャドウプロセスは、以下の4つの機能から構成されます。
- 第5機能(Opposing Role):
- ドミナント機能の対立的な側面。ストレスの時に現れ、反抗的な態度を取ることがあります。
- 第6機能(Critical Parent):
- オーキシラリー機能の対立的な側面。批判的、または否定的な見方をすることがあります。
- 第7機能(Deceiving Role):
- テルシャリ機能の対立的な側面。誤解や欺瞞を生むことがあります。
- 第8機能(Devilish Role/Transformative):
- インフェリア機能の対立的な側面。破壊的、または変容的な力を持つことがあります。
MBTIシャドウタイプの深層心理
この章ではシャドウタイプの深層心理について見ていきましょう。
8つの心理機能とその影響
MBTIには8つの心理機能が存在します。これらは、感覚、直観、思考、感情の4つのカテゴリに分けられ、それぞれに内向と外向の2つの態度があります。これらの心理機能は、私たちの行動や思考、感情に大きな影響を与えます。シャドウタイプは、これらの心理機能の反対側に位置する機能を指します。
アーキタイプとシャドウタイプの関連性
ユングの理論によれば、アーキタイプは普遍的なイメージや概念であり、私たちの無意識の中に存在します。シャドウタイプは、これらのアーキタイプと密接に関連しています。シャドウは、私たちが意識的に認識していないアーキタイプの一部と考えられます。
因みにネットの情報を見ると第三機能を対立機能呼んだり第五機能を対立機能と呼んだりしますが、ここでは第三機能を対立機能、第五機能を反対機能と呼び分けます。
機能順位 | アーキタイプ | 心理機能の役割 | 備考 |
---|---|---|---|
第1機能 | ヒーロー | ドミナント機能(主要機能) | 個人の主要な強みとなる機能 |
第2機能 | 補完者 | オーキシラリー機能(補助機能) | 個人をサポートし、バランスを取る機能 |
第3機能 | 永遠の子供 | テルシャリ機能(対立機能) | 成長と発展の機能 |
第4機能 | アニマ/アニムス | インフェリア機能(劣性機能) | より未熟で無意識の機能 |
第5機能 | 対立者 | Opposing Role(反対機能) | ドミナント機能のシャドウ |
第6機能 | 批判的な親 | Critical Parent | オーキシラリー機能のシャドウ |
第7機能 | 欺瞞者 | Deceiving Role | テルシャリ機能のシャドウ |
第8機能 | 悪魔/変容者 | Devilish/Transformative Role | インフェリア機能のシャドウ |
アーキタイプ
アーキタイプは、スイスの精神科医であり心理学者であるカール・ユングによって提唱された概念の一つです。アーキタイプは、人間の集合的無意識の中に存在する普遍的なシンボルやイメージを指します。これらは、人類の歴史や文化を通じて共有されてきた経験や記憶の原型として存在しています。
アーキタイプは、映画、文学、宗教、夢など、さまざまな文化的な表現の中で見ることができます。これらの普遍的なテーマやシンボルは、人々が共感や理解を感じる理由の一つとされています。
シャドウタイプ診断の意義
シャドウタイプを理解することで、自分自身の無意識の部分や、普段意識的に使用していない心理機能に気づくことができます。これにより、自分の弱点や成長の可能性を見つける手助けとなります。
シャドウタイプの理解と診断は、個人の自己理解と成長に多くの意義を持ちます。以下は、シャドウタイプの診断がもたらす主な意義と利点です。
1. 自己理解の深化
シャドウタイプを理解することで、個人は自分の意識されていなかった性格の側面や、通常は抑圧されている感情や欲望に気づくことができます。これにより、自己理解が深まり、自分の行動や反応の背後にある動機を理解することができます。
2. パーソナルグロース
シャドウタイプの診断を通じて、個人は自分の弱点や成長の余地を発見できます。これにより、自己成長の方向性を見つけ、パーソナルデベロップメントのプロセスを進めることができます。
3. ストレスマネージメント
シャドウタイプが表面化するのは、通常、ストレスやプレッシャーがかかった時です。シャドウタイプを理解することで、ストレスの原因や対処法を見つけ出し、より効果的なストレスマネージメントが可能になります。
4. 人間関係の向上
シャドウタイプの理解は、他人とのコミュニケーションや関係構築にも役立ちます。他人の行動や反応の背後にある心理機能を理解することで、コミュニケーションの障壁を減少させ、相互理解を深めることができます。
5. キャリアデベロップメント
シャドウタイプの理解は、キャリアの選択やキャリアパスの計画にも利用できます。自分の強みや弱み、興味や適性を理解することで、より適切な職業選択やキャリアプランニングが可能になります。
6. 自己受容
シャドウタイプを受け入れることで、個人は自分の完全性に一歩近づくことができます。自分の全ての側面、良いものも悪いものも受け入れることで、より健全でバランスの取れた人格を形成できます。
シャドウタイプの診断と理解は、これらの多くの側面で個人の成長と発展をサポートする重要なツールとなり得ます。
鏡像関係とシャドウタイプ
この章では、鏡像関係とシャドウタイプの深い関連性と、それがどのように私たちの自己認識や他者との関係に影響を与えるのかを探求します。
鏡像関係
一方、鏡像関係は、同じ感覚・直感(S/N)と思考・感情(T/F)の側面を共有し、外向・内向(E/I)と判断・知覚(J/P)が逆のタイプ間の関係を指します。例えば、INFJとENFPは鏡像関係にあります。鏡像関係のタイプ同士は、共通の価値観や興味を共有する可能性がありますが、アプローチや視点が異なるため、互いに刺激を与え合い成長できる関係が築けます。
シャドウタイプ
シャドウタイプは、個人の基本的なMBTIタイプの逆の特性を持つタイプです。例えば、INTJのシャドウタイプはENTPです。シャドウタイプは、通常、個人がストレスを感じたり、プレッシャーを感じたりしたときに表れる行動や思考パターンを表します。
要するに、シャドウタイプは個人の未熟な側面やストレス時の行動を表し、鏡像関係は互いに補完し合い成長できる関係を表します。
INTJの心理機能の順序
- 内向的直観(Ni)
- 外向的思考(Te)
- 内向的感情(Fi)
- 外向的感覚(Se)
これを逆にすると、ENTPの心理機能の順序になります
- 外向的直観(Ne)
- 内向的思考(Ti)
- 外向的感情(Fe)
- 内向的感覚(Si)
したがって、INTJのシャドウタイプはENTPです。どういう事かというと、INTJにとって心理機能の5~8までがシャドウタイプとなり、それがそのままENTPの特徴になります。INTJにとって心理的に表れないの影の部分がENTPという事ですね。
タイプ | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ENFJ | Fe | Ni | Se | Ti | Fi | Ne | Si | Te |
ENFP | Ne | Fi | Te | Si | Ni | Fe | Ti | Se |
ENTJ | Te | Ni | Se | Fi | Ti | Ne | Si | Fe |
ENTP | Ne | Ti | Fe | Si | Ni | Te | Fi | Se |
ESFJ | Fe | Si | Ne | Ti | Fi | Se | Ni | Te |
ESFP | Se | Fi | Te | Ni | Si | Fe | Ti | Ne |
ESTJ | Te | Si | Ne | Fi | Ti | Se | Ni | Fe |
ESTP | Se | Ti | Fe | Ni | Si | Te | Fi | Ne |
INFP | Fi | Ne | Si | Te | Fe | Ni | Se | Ti |
INFJ | Ni | Fe | Ti | Se | Ne | Fi | Te | Si |
INTP | Ti | Ne | Si | Fe | Te | Ni | Se | Fi |
INTJ | Ni | Te | Fi | Se | Ne | Ti | Fe | Si |
ISFP | Fi | Se | Ni | Te | Fe | Si | Ne | Ti |
ISFJ | Si | Fe | Ti | Ne | Se | Fi | Te | Ni |
ISTP | Ti | Se | Ni | Fe | Te | Si | Ne | Fi |
ISTJ | Si | Te | Fi | Ne | Se | Ti | Fe | Ni |
鏡像関係の概念とその背景
鏡像関係は、フランスの精神分析家ジャック・ラカンによって提唱された概念で、人間が他者との相互作用を通じて自己のアイデンティティを形成する過程を指します。
この理論は、人が他者の反応や態度を鏡のように自分の存在や価値の確認として利用するという考えに基づいています。シャドウタイプとの関連性は、この鏡像関係を通じて、自分の無意識の部分や隠された特性を他人を通して認識し、反映するという点にあります。
ラカンの鏡像関係理論
ジャック・ラカンの鏡像関係理論は、人間の自己認識の過程を詳細に探求しています。ラカンによれば、人は生まれたときから他者との関係性の中で自己を形成していく。
特に幼少期において、子供は親や兄弟との関係を通じて自分のアイデンティティや価値を学び取ります。この過程で、他者の反応や評価が自分の自己評価や自己認識に大きく影響を与えることとなります。
MBTIタイプと鏡像関係の関連性
MBTIのタイプと鏡像関係の関連性は、シャドウタイプの概念を通じて明らかになります。シャドウタイプは、私たちが普段意識的に使用していない、あるいは認識していない心理機能を指します。これらの機能は、他人との関係の中で特定の状況やストレスの下で現れることがあります。鏡像関係の中で、他者との相互作用を通じて、これらのシャドウの部分がどのように作用し、またどのように私たちの行動や感情に影響を与えるのかを理解することができます。
図の概念:
- 中央の大きな円:これは「個人」を示しています。
- 個人の内側の小さな円:これは「意識的な自己」を示しています。MBTIの主要なタイプや機能がここに含まれます。
- 個人の外側の小さな円:これは「無意識の自己」または「シャドウタイプ」を示しています。
- 外側の矢印:これは「他者との相互作用」を示しています。この矢印は、個人の円から外向きに放射され、他者との関係を示しています。
- 内側の矢印:これは「鏡像関係」を示しています。この矢印は、外側の矢印から個人の中心に向かって放射され、他者からのフィードバックや認識がどのように個人の自己認識に影響を与えるかを示しています。
鏡像関係の相性
鏡像関係のタイプは、知覚機能と判断機能が逆であるため、似ているようでいて異なる視点やアプローチを持ちます。これにより、互いに新しい視点や考え方を提供し合い、刺激し合うことができます。しかし、基本的な価値観や目標は共有しているため、理解し合いやすいとも言えます。
MBTIシャドウタイプと人間関係
この章ではシャドウタイプ毎の人間関係を見てきます。
各タイプとシャドウタイプの関係
私たちが惹かれるタイプの人とは、しばしばシャドウタイプと関連があります。これは、シャドウタイプが私たちの無意識の部分を表しているため、その部分を補完するようなタイプの人に惹かれる傾向があるからです。
基本タイプ | シャドウタイプ | 相性の概 |
---|---|---|
ENFJ | INFP | 相互理解と尊重が必要。深い洞察を得ることができる。 |
ENFP | INFJ | お互いの違いを受け入れ、理解することで、相互に成長し合う。 |
ENTJ | INTP | 相互の違いを理解し、尊重することで、新しい視点やアプローチを学び取る。 |
ENTP | INTJ | お互いの違いを受け入れ、理解することで、相互に成長し合う。 |
ESFJ | ISFP | 相互理解と尊重が必要。深い洞察を得ることができる。 |
ESFP | ISFJ | お互いの違いを受け入れ、理解することで、相互に成長し合う。 |
ESTJ | ISTP | 相互の違いを理解し、尊重することで、新しい視点やアプローチを学び取る。 |
ESTP | ISTJ | お互いの違いを受け入れ、理解することで、相互に成長し合う。 |
INFP | ENFJ | 相互理解と尊重が必要。深い洞察を得ることができる。 |
INFJ | ENFP | お互いの違いを受け入れ、理解することで、相互に成長し合う。 |
INTP | ENTJ | 相互の違いを理解し、尊重することで、新しい視点やアプローチを学び取る。 |
INTJ | ENTP | お互いの違いを受け入れ、理解することで、相互に成長し合う。 |
ISFP | ESFJ | 相互理解と尊重が必要。深い洞察を得ることができる。 |
ISFJ | ESFP | お互いの違いを受け入れ、理解することで、相互に成長し合う。 |
ISTP | ESTJ | 相互の違いを理解し、尊重することで、新しい視点やアプローチを学び取る。 |
ISTJ | ESTP | お互いの違いを受け入れ、理解することで、相互に成長し合う。 |
MBTIタイプ別のシャドウ特性
各MBTIタイプには、特定のシャドウ特性があります。例えば、INTJのシャドウタイプはENTPであり、このタイプの人はストレスの下でENTPの特性を示すことがあります。
シャドウタイプと恋愛・人間関係の傾向
シャドウタイプと恋愛や人間関係の傾向には密接な関連があります。多くの場合、私たちが恋愛関係において求めるものや、人間関係において重視するものは、無意識の中に存在するシャドウタイプの特性に基づいています。例えば、自分が持っていない特性や能力を持つ相手に惹かれることが多いのです。
これは、シャドウタイプが補完的な役割を果たすため、その特性を持つ相手との関係が心地よく感じられるからです。しかし、このような関係は、相手の特性を理解し受け入れることが必要となります。そうしないと、関係に亀裂が入る可能性もあります。
補完タイプ
補完タイプは、MBTIの各タイプが持つ特性や傾向が、他の特定のタイプとどのように相互作用し、バランスを取り合うかに基づいています。補完タイプは、以下のように決定されます。
- 対立する特性の組み合わせ:
- E(外向)とI(内向)
- S(現実的)とN(直感的)
- T(思考的)とF(感情的)
- J(判断的)とP(知覚的)
- 補完タイプの決定: 各タイプの補完タイプは、上記の対立する特性を組み合わせて決定されます。例えば、ISTJの補完タイプはESTPです。これは、ISTJ(内向的、現実的、思考的、判断的)とESTP(外向的、現実的、思考的、知覚的)が、対立する特性を持ちつつも、共通の特性(現実的、思考的)を共有しているためです。
補完タイプの例:
- ISTJの補完タイプ: ESTP
- ISFJの補完タイプ: ESFP
- INFJの補完タイプ: ENFP
- INTJの補完タイプ: ENTJ
- ISTPの補完タイプ: ESTJ
- ISFPの補完タイプ: ESFJ
- INFPの補完タイプ: ENFJ
- INTPの補完タイプ: ENTJ
補完タイプ同士の関係では、互いの違いを理解し、受け入れ、協力し合うことで、バランスの取れた関係や効果的なチームワークを築くことができます。
MBTI診断シャドウタイプまとめ
最後に知識を定着させていきましょう。おさらいをしていきます。
- シャドウタイプはユング心理学に基づく
- シャドウは通常認識されない部分を指し、「隠れた自分」や「無意識の自分」とも言える
- シャドウは、受け入れがたい自分の部分や社会的に受け入れられない部分を含む
- シャドウプロセスは普段使用する心理機能とは反対の機能を持つ
- MBTIには8つの心理機能があり、シャドウタイプはこれらの反対側に位置する機能を指す
- アーキタイプは普遍的なイメージや概念で、シャドウタイプと密接に関連している
- シャドウタイプ診断は自分の弱点や成長の可能性を見つける手助けとなる
- 鏡像関係は自己のアイデンティティを形成する過程を指す
- MBTIのタイプと鏡像関係の関連性は、シャドウタイプの概念を通じて明らかになる
- 惹かれるタイプの人とは、しばしばシャドウタイプと関連がある
如何でしたでしょうか?この記事が参考になったと思ったらブックマーク頂けると幸いです。ではまた別の記事でお会いしましょうm(_ _)m。